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produktive

今月18日、大学で初めてのリサーチプロジェクトの発表をしました。自分がパフォーマンスにおいて興味を持っているのは、実は「見えないもの」なんだという事に思い至り、友人のMoritz Gagernと外山綾子ちゃんに参加してもらって、約3週間、「記憶」特に、子供の頃から気になっていたアンリ・ベルグソンの「物質と記憶」という本を読みながら、リサーチをしていました。
日常にも、舞台にも、私が「感じていること」が、実は私だけじゃなくて、もっと多くの人のテーマになりうるもので「現象学」として学問になっていたというのは、目から鱗がハラハラと涙になって落ちるような、心を打つ発見でした。この興味がどこに向かうのかは私にも解らないのですが、見えないものが見えるような(別に心霊現象ではなく)ちょっとマジシャンのような教授たちに囲まれて、勉強できる幸せをヒシヒシと感じています。                
Screen Shot 2016-04-20 at 6.55.00                    綾子ちゃんの後ろ姿、瞑想中ですね。
今日は、ドイツもメーデーでした。
朝から、NY大学からいらしたAndré Lepecki教授の講義に参加しました。
テーマは、ダンスのドラマトゥルクとその発展から、哲学とダンス、6週間後に出版される新しい本について等、話は私のリサーチのサブテーマだったベルグソンにも及び、昼休みも含めて5時間があっという間に経ってしまいました。
難解なのは、難解なのですが、本人に会って目の前で話を聞く方が、著作を読むより楽しくすんなり学べる気がします。今のところ。
 その後は、近所の劇場Sophiensealeに、先年講義を受けて以来ちょっとハマっている振付家、Peter Player氏のVisible Undercurrentを見に行ってきました。80年代のNYがその後のベルリンのダンスシーンに及ぼしている影響を紐解くような作品で、上記のレペッキ氏が研究、活動してこられた時間軸とリンクしていて、とても面白かったです。
 今夜は、作品中でもNYの当時のダンスシーンを代表する一人として紹介されているYoshiko Chumaさんが見にいらしてました。思わず声をかけてしまったところ、大変気さくに色々話してくださいました。ダンスの歴史を知りたいと思っているわけではないのですが、今の私たちのダンスにつながる時代の先駆者だった方々は、今もそのSpiritを失わずに活動し続けていらっしゃって、本当にぐっと来ます。
わかればわかるほど、もっとわからないものが空から降ってくる、そんな毎日です。

 

Published in ベルリン日記

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